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「乙嫁語り」のパリヤさんがにんまり不器用可愛い

乙嫁語り」8巻読みました 相変わらずの緻密な書き込みに圧倒されます。

8巻の主役は「まだあわてあわてあわわわわわ」と言い出しそうなこの女の子。 名前はパリヤさん。

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8巻を読んで感動しました。 なにに感動したかって? パリヤさんの可愛さにですよ。

パリヤさんはね人付き合いが苦手なんです。 なかなか自分をうまく出せないのです。 赤面に沈黙を貫いた挙句、言っちゃいけないことも言っちゃう、良く言えば「本音」をぶつける、悪く言えば「面倒な」な女の子でした。 もっと明確に言えばツンデレな女の子でした。

乙嫁語り」の舞台では、年頃の女の子を「嫁入り」に出すのが風習です。 お年頃のパリヤさんも「嫁入り」の準備を進めていました。 しかし、この地方の殿方には「ツンデレ」の良さがわからなかったのか、 パリヤさんは「嫁入り」を断られ続けるのです。 そんなパリヤさんも「女は強気の方がいい」というわかってるな感を出す男の子とようやく巡り合うのですが、 主人公を巡って起こった民族間紛争(6巻参照)により嫁入り道具の大半が焼失してしまうという不幸に見舞われます。

長い年月をかけて準備してきた嫁入り道具。 もう一度準備が整うまで早くても2、3年は必要だそうで。 一度「自分は結婚できないんですよ、そういう星の下に」的な一悶着もありながら、パリヤさん一同は「嫁入り」の準備に取り掛かります。

パリヤさん達の民族は刺繍にこだわりがあり、皆さん刺繍の入った華やかな衣装を着ています。 嫁入りの際には刺繍を入れた布製品をたくさん用意する習わしがあるようで、その準備が大変だとか。

パリヤさんは刺繍が苦手。パン作りは得意だけど刺繍は苦手。 族長の指導のもと、嫁入り修行の始まりです。 「誰かを思って縫いなさい」 族長からの言葉を聞いて刺繍に取り組むパリヤさん。 誰を思って縫ったのか。 答えは聞くまでもありませんが、「あれれーまったく検討もつかないな―」という方のためにここで大ヒント。

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恋する乙女の顔ですよ、こいつぁ…。

ついにあらわになったパリヤさんの女子力。 その後のパリヤさんはひと針ごとに「未来のお婿さん」のことを思い浮かべるのでした 。

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にやにやがとまらないよパリヤさん!!!

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笑顔が不器用すぎるよパリヤさん!!!

私、わかりました。 女の子の可愛さは笑顔にあったんですね。